九州・東京の総合美容プロスクール Be-STAFF【ビースタッフ】

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メイクアップアーティストへの道 VOL.3
コラム
2022.02.28

メイクアップアーティストへの道 VOL.3

メイクアップアーティスト山口 啓のプロフェッショナルコラムVOL.3です。

「出逢い」「覚悟」「絆」

vol.2でもお伝えした、私の大切な言葉。皆様にもこれで人生が変われば、やはり大切にして欲しい言葉です。

さあ今回は、この当時の私のメイクアップ勉強方法のご紹介です!
まずメイクはウィッグ相手に勉強できるものではありません。

当時はヘアウィッグしかありませんでしたからプラスティックの顔には限界がありました。
なのでモデルありき!

先ずは練習の目標を立てることです。

1、数です。

年間3000人の顔にどこでもいいからメイクさせてもらう事を目標にしました!(自分が男だとこの問題が立ち塞がります)

ざっくり計算しても、休みや予定を考えれば、1日10人😳
それってすごい数のように感じますが、実は一日10人以上には余裕で遭遇しています。

なので私は、その日にビースタッフにレッスンに来ている人みんなにおかえりメイクやタッチアップメイクをお願いしました。(ほんの少しでもいいから10人の顔に携わる事が大切!)

みなさんレッスンテーマに合わせてメイクされていますから、学校からお帰りの時は、一度クレンジングして、それからご自分メイクで帰るのです。

えっもったいない😅

ここぞチャンス👍

すかさずその生徒さんに声をかけて、「ねえ、お帰りメイクをさせてくれないかな??」

「絶対15分以内にするから!!」これが殺し文句!(時間かかるとさせてくれません😂)
当時はまだバブル絶頂期!

みんな授業の後はディスコ(古!

もしくはバイトに出かけるところでした. . .
だからこそみんな目的も違うし、15分以内にその日のご要望を聞いて、それを叶える!

そして数をこなせば、頭の中にこんな顔に人は、こんなメイク(表情)が必要って、統計学が生まれてきます。

2、モデルさんのご要望を熟知する!

結構生徒さん同士だと、はっきり文句も言ってくれます。

「目の形はこうがいい!」 「眉毛は絶対にこれ! 」「リップカラーはこれでしょ!!」
なるほど皆さん目的に合わせて随分と好みが違うものだなあ. . .

とにかく当時、野球部の部活を引退して間もない(2年目)私には、女性とは母と彼女くらい😅

女心など全く理解していない. . .

一番苦労したのは、この女心の勉強。 (いや、未だにに解ってないかもですが. . .😂)
しかしこの毎回要望に合わせてメイクアップをすると、必要なのはやはりベーシック力になるのです!

すごい! やはりベーシックを磨かなければご要望すら叶えられない!!って毎回ベーシックに立ち返る機会になるのです!

3、「ムダ」「ムリ」「ムラ」を無くす。

「ムダ」とは目的に対して、手段が大きすぎること。

「ムリ」とは目的に対して、手段が小さすぎること。

「ムラ」とはそのムダとムリを交互に繰り返すこと。

このことは、全ての作業や技術に言えることかもしれません。

以上のことを徹底的に若い頃の私はやりました!!

その時の蓄積が今の私のメイクともう一つのスキル、「人相学」につながってきたのだと思います。
さあいよいよ、次回からは、私の人生を大きく変えた「大きな出逢い」のお話をしていきましょう!

53歳に撮った私